賃貸契約における保証人会社とは?

 現在マンハッタンやその近郊では外国人が賃貸契約を結ぶ際に保証人会社の利用を求められるケースが増えてきています。今回はこの保証人会社についてみていきましょう。

保証人会社とは、賃貸物件を契約する際に、入居者の代わりに賃貸契約の保証を行う企業や機関のことです。

賃貸契約時、通常は入居者がクレジットスコアや収入証明書を提出し、家主が入居者の信用確認を行いますが、入居者がそれを提供できない場合や不十分な場合、保証人会社が入居者の代わりに家賃の保証をします。もし入居者が家賃を払わなかったり、契約を守らなかったりした場合、保証人会社が入居者に代わり契約を保証するため、家主は安心して契約を結ぶことができます

以前は家賃の前払いや敷金を多く支払うことで家主は保証を確保していましたが、法律が変わりそれが出来なくなった今、保証人会社を利用する物件が増えてきました。

保証人会社の手数料は契約の内容や条件によって異なりますが、一般的には賃料の一定割合や固定料金として計算されます。手数料の額は通常1年契約で賃料の1ヶ月分~となっているようです

保証人会社の手数料は入居者にとって追加の費用となりますが、これにより契約可能な物件の選択肢が増えたことも事実です。特に外国人居住者の多いニューヨークでの保証人会社の利用は、今後より一般的となっていくでしょう。


リロ・リダック マンハッタンオフィス


この記事の筆者


Relo Redac, Inc.(リダック)は企業・人・資産のリロケーションを目指し、1986年にNYで設立されました。2005年にリログループ(東証プライム上場)の会社になり、以来、米国  に進出される日本企業、駐在員、投資家のみなさまのニーズにお応えするため、住宅の斡旋、オフィス設営や不動産投資、コンサルティング等の不動産総合サービスを提供しています。www.reloredac.com


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