ボストン駐在員の住宅探しとは?
ボストンでのお住まい探しは日本とは異なります。商慣習、大家とテナントの力関係、需給バランス、マーケット動向などのほか、現地においてクレジットスコア(信用履歴)のない外国人の住宅探しは簡単ではないのが実情です。
銀行残高証明、過去3ヶ月分の給与明細、保証人の起用など、大家はあらゆる方法で自身のリスクをヘッジしようとします。また、駐在員に欠かせない「中途解約条項(契約期間中に解約できる権利)」により、物件選択肢の幅は現地人に比べて10分の1以下に狭まります。
こうした違いを理解しておくことがボストンでお気に入りのお住まいを見つけるコツです!
毎日家賃が変動します!
アメリカの賃貸アパートが提示する家賃は入居率やマーケット指標により毎日変動しています。時期的な要因も多少ありますが、同じ物件なら入居日が先になるほど家賃が高くなる傾向があります。
60日の賃貸マーケットサイクル
ボストンの賃貸マーケットのサイクルは60日です。これは、テナントが契約満了日の60日以上前に契約解約の意向を大家へ伝える必要があるためです。テナントからの解約の意向を受けて、大家は次期テナント候補を探し始めます。ボストンにおける賃貸アパートの平均的なテナント募集期間について、約9割の物件がリスティングから2週間以内に成約する傾向にあります。※駐在員向け物件が対象
リモート内覧・契約のすすめ
ボストンで希望のお住まいを妥当な金額で賃貸するためには、着任予定日を目指し早期にお住まい探しと契約手続きを済ませることが重要です。少なくとも着任予定日前に内覧希望物件を決めておくなど、前もった行動が快適なお住まい探し、入居のキーとなります。
物件の絞り方
日本とは違い、同じような間取り、設備のお部屋が多くあるわけではありません。バスタブの有無、エアコンの有無、ペット可否、洗濯・乾燥機の有無、駐車場契約の有無など、物件探しには人それぞれ拘りたいポイントがあるかと思います。全ての条件を満たす物件が見つかり、契約できればベストですが、それは難しい場合が多いです。希望条件の中でもさらに優先順位を付け、それを元に物件を絞り、少しでも条件に合う物件があればできるだけ早く申込みをする、というプロセスが良い物件への入居に繋がります。
内覧が終わり希望物件が決まったら、いよいよ申し込みです!ボストン賃貸住宅の手続きの流れは以下の画像の通りです。審査は1週間前後かかることもありますし、リース契約開始日までにライフラインの開設・テナント保険の入会が必須であることもスムーズな入居には欠かせません。そのため契約申込からリース契約開始日(入居日)まで2週間空けることをお勧めしております。
審査が無事に終了し、リース契約開始日(入居日)までに各契約が済めば晴れて鍵の引き渡しとなります。
スムーズな住まい探しのためにはお客様にアメリカ、ボストンならではの賃貸借契約までの流れを理解していただくことも大切なステップです。
【ボストン・ブルックラインの動画です。ぜひご覧ください↓】
記事の筆者:リロ・リダック ボストンオフィス
高西 理子
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