ニューヨーク市の不動産マーケット情報

ニューヨーク市での不動産市場は2020年のコロナ禍より売却率がぐっと下がり、現在も売主にとって厳しい状況が継続してます。

その理由は主に2点で、一つは平均6.87.5% (2/5/2025現在)の高金利な住宅固定ローンの影響で買主の動きが留まっている事、2つ目は不安定な世界情勢から海外の富裕層も買い控えをしている事です。

このような不況下で売りに出している物件の売主は、早く売却したいという意向が強い方が多く、相場よりも遥かに下回った価格で市場に出しています。更に価格交渉が成り立つ事も多いため、購入者としては絶好のチャンスとも言えるでしょう。

ただし、高金利という点で購入のタイミングとしては不向きではないかという意見もあるかと思います。その通りではありますが、数年後に再び金利が45%台に戻ると想定される為、その時点で借り換え(refinance)をする方法もあります。

例を挙げると、Midtown West の某高級コンドでは、コロナ前の2019年度ではアルコーブスタジオ(1DK)の相場は90万ドル近くまで達してていましたが、今では70万ドル台まで引き下がっています。仮に今の住宅ローンで金利を23%多めに34年支払い続けたとしても、金利が下がると同時に価格が90万ドル台に戻ると想定されるため、その時に借り換えをする事で約23万ドルの金利の損失から実質上20万ドル近くの利益を得る事が可能となります。

お客様から購入にあたり、物件の種類とエリアについての質問をよく聞かれます。所有権付きのCondominium(分譲マンション)を投資物件として検討する場合、ManhattanMidtownQueensであればAstoriaLong Island CityBrooklynであればPark SlopeProspect Heights、および今後の開発が期待できるSouth Brooklyn地域も挙げられると思います。

住宅用やセカンドホームの場合、永住権や市民権保持者で将来的な貸出しの可能性が低いのであれば、価格が抑え気味のCooperative(所有権ではなく物件の株主となる)を選択肢に入れても良いと思います。現在物件の売却を考えている方は少し待った方が良いでしょう。一方、NYCで購入を考えている方は今がチャンスです。リダックでは各お客様のニーズに基づいた個別面談を時承っております。お気軽にお申し付けください。


【NYの治安についての動画です。ぜひご覧ください↓】


記事の筆者:リロ・リダック マンハッタンオフィス

伊東トニー

経験豊富なNYC担当エージェント

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