シカゴ郊外の賃貸住宅トレンド

日系企業駐在員に人気のシカゴ北西部郊外の最新賃貸住宅の動向をお知らせ致します。駐在員の着任ピークの時期は過ぎておりますが、米国では夏の引越しシーズンとなり、繁忙期を迎え賃貸不動産市場が活発になっております。

■6月の賃貸状況

日本人教師がいる現地校の学区エリアで抽出しています。日系企業駐在員が多く住むエリア・条件(Schaumburg, Palatineなど北西部郊外で2Carガレージ)となりますので、今後ご赴任される方々などの参考となれば幸いです。

【タウンハウスTH】

6月成約物件の平均価格:$2926 

先月の成約平均価格から大幅な上昇($212アップ)となり、繁忙期に入ってきています。

来月までは$2,900前後で推移すると予想され、引き続き駐在員目線での物件探しが$3000前後というのが一つの指標になる状況です。

全体のリスティング件数は昨年同時期から418件の減少となり、成約価格平均は昨年対比で$229上昇という結果でした。

現在も同じ物件を日系企業駐在員の方同士で取り合うという傾向が続いており、物件不足は引き続き深刻な状況です。


【アパートAPT】 弊社成約実績に基づく1BRで抽出。

6月成約物件の平均価格: $2,120 *駐車場代は除く

先月からは$188上昇しています。タウンハウス同様に先月から大幅に上昇しており、単身向け物件も繁忙期の価格設定となりました。

駐車場は概ね$100-150というアパートが多い為、余裕を持った家賃設定を考えると単身者でも$2,400程の予算を設定しないと適切な物件探しが出来ない市場となっております。

家族向け、単身向けともに非常に高値を維持をしており、米国の引越しシーズンが終わるまでは下がる事はない見込みです。

コロナ禍以降、加速している賃貸物件の供給不足が今もなお続いており、この傾向が当分改善される様子はなく、引き続き賃貸物件の需要と供給バランスが著しく崩れた状態のままとなりそうです。

そのような状況下において、日系企業駐在員の部屋探しは非常に難しいケースになる場合が多く、大家に届く複数の入居申込から選んで頂くためのコツ/交渉が必要になってきます。

個人で入居申込みされている場合では、大家に選ばれないという残念なケースもございますが、経験豊富な弊社エージェントにお任せ頂ければ、大家へのアピール、市場を反映した効果的なオファーなどで、大家に選んでもらえる可能性が格段に上昇いたします。
ぜひ、弊社へお声がけ下さい。

リロ・リダック シカゴオフィス 

この記事の筆者

 Relo Redac, Inc.(リダック)は企業・人・資産のリロケーションを目指し、1986年にNYで設立されました。2005年にリログループ(東証プライム上場)の会社になり、以来、米国  に進出される日本企業、駐在員、投資家のみなさまのニーズにお応えするため、住宅の斡旋、オフィス設営や不動産投資、コンサルティング等の不動産総合サービスを提供しています。www.reloredac.com

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