ウェストチェスターで日本人が一番多い町として知られているハリソン。今回はその魅力をご紹介します。
街中だけでは日本人が多いと感じませんが、4つある小学校のうち駅に1番近いParsons Memorial校のアジア人比率は約25%です。
アジア人といっても中国人、韓国人、インド人が多いウェストチェスターの他の学区と違ってハリソンのアジア人は主に日本人で、現在90人前後の日本人生徒が在籍しています。(ただし中学校ではアジア人比率が約10%と激減します。)
従って最大の魅力は子供にとって未知の環境に適応するための心身の負担が少ないことです。特に海外駐在が初めての親にとっては日本語で情報が豊富に得られるのは心強いです。毎日の宿題1つとっても赴任後の手探り状態の中では親の負担も相当重いと思われます。
また米国に進出している日本の進学塾のほとんどがハリソンに集中していることも大きな特徴です。駐在員の場合、子供に英語を習得してほしいと思う一方で帰国後の進学先や受験対策も重要ではないでしょうか。
ハリソンは若い世代の移住による町の活性化を積極的に進めています。最近では駅前の再開発でAvalonという大手不動産グループが大規模なアパートを建設しました。土地利用規制に関して保守的なウェストチェスターの他の町とは対照的です。
また古い一軒家からデュプレックスと呼ばれる新しい賃貸用2世帯住宅への建て替えも行われています。玄関も左右別々に作られているため、一軒家感覚を維持しながら家賃が割安で、新築や築浅物件を好む日本人の嗜好に合っています。ハリソンのほとんどのデュプレックスは駅も小学校もスーパーも全て15分以内の徒歩圏内にあることも大きな魅力です。
ハリソンは生活しやすいだけでなく、日本人のコミュニティから豊富な情報をタイムリーに入手できる稀有な街と言えます。子供達にとっても日本帰国後も続く帰国子女同士の繋がりは人生の宝になるようです。
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記事の筆者:リロ・リダック ウェストチェスター・オフィス
荒井伸一
1998年よりNY在住。
エンジニアリング、翻訳、通信、ITなど多彩な職種を経験し、
不動産の世界に入る。
不動産エージェント歴10年。
成人した3人の子供達は全員バイリンガル。
親として日米両国の教育を経験。
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