シカゴにおける最新住宅マーケット情報

 1月に全米を巻き込んだ大寒波以降はシカゴでも例年になく暖冬の様子で、それに伴い住宅マーケットは昨年の同時期と比べると非常に活発な動きを見せてきております。

<活発な背景>

・早くもオンシーズンに突入している

・人々が高金利に慣れてきている

・金利の動きが落ち着きを見せている

・賃料の値上げによる購入需要が高まってきている

まず、購入者にとって購買意欲を大きく左右する長期金利(30年固定ローン)のプライムレートの動きについては、昨年10月第4週の7.79%をピークに徐々に下がりはじめ、12月第3週目には8月以来の7%台に突入。今年に入ってからは6.6%~6.9%の間を上下しており振れ幅も近年では安定している状況です。冒頭でも申し上げた通り、例年に比べて暖かい気候にも後押しされるように人々がマーケットに参入しており、弊社のメインエリアであるシカゴ北西部郊外では多くの物件にマルチオファー、中でも優れたエリアや物件に対しては10件以上のオファーが殺到するという、コロナ明けのマーケットに近い状況になってきました。

Median Days On Market 

マーケットに広告を出してから契約になるまでの所要日数が30日を境に、一般的にそれを下回ると売主マーケット、上回ると買主マーケットといわれてます。ですので今現在はどのエリアでも「売主が圧倒的に有利」というマーケットです。この数字が10日を下回るというのは、売りに出された当日か遅くとも翌日には見学に行き、その晩には結論を出して翌朝には売主にオファーを出すというスピード感覚でなければ契約に結び付かないということです。

Median Price

全米屈指のStevenson High Schoolのあるバッファローグローブはイリノイ州でも屈指の高級住宅街の一つに数えられ、住宅の平均値価格も州内屈指の高さを誇ります。その他のエリアはいわゆるミドルクラスの市民が比較的多いエリアで住宅価格もコンドミニアムやタウンハウスは$200Kから$300K台と全米でみるとまだまだ“お手頃な”価格帯で推移してます。その反面、この価格帯は多くの人たちが手の届く価格帯でもありのそのため買主間の競争は非常に激しいため、なかなかオファーが通らないということは今のマーケットではある程度覚悟し心の準備をしておく必要があります。

つい先日私のお客様のご夫婦は5回目のチャレンジ&オファーでようやく売主からアクセプトされました。オファーを何度も断られると住宅探しに対するモチベーションの維持そのものが難しくなりますが、それでも見学を続けオファーを出し続けた方のみ辿り着ける不動産の売買契約。特に近年では賃貸暮らしで毎年賃料の更新に悩まされている人たちにとっては家を購入しマイホームを持つことは文字通り“アメリカンドリーム”の一つなのです。

シカゴ郊外での住宅探しと売却に関しましてはお気軽にシカゴオフィスまでお問い合わせください。




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