ロングアイランドの不動産市況

 Newsdayによりますと、5月の中間売却価格が昨年の同時期と比較してナッソー郡では$790,000、サフォーク郡では$651,000まで上昇致しました。これは昨年度と比べて1314%の上昇ですが、学区の評価が高いエリアでは20%を超えて上昇しているところもあります。


主な理由としては、ロングアイランドに限らず売却物件数が少ない為、購入したい方が賃貸物件から引っ越すことができず、それにより賃貸家賃が高騰し、家の売却を考えている人も引越す先がなく停滞していることです。今年に入ってのロングアイランド、特に人気の高い地区の価格高騰は上記の理由にプラスして、ロングアイランド鉄道がグランドセントラル駅に乗り入れたこともあげられます。マンハッタンへのアクセスがペンステーションのウエストサイド、そしてグランドセントラル駅からのイーストサイドへと非常に便利になったことも大きな要因となっています。

海水浴、ゴルフ、ワイナリーと夏に向かって楽しめる場所の多いロングアイランドですが、今しばらく家のご購入希望の方にとっては厳しい状況が続きそうです。

 

この記事の筆者


Relo Redac, Inc.(リダック)は企業・人・資産のリロケーションを目指し、1986年にNYで設立されました。2005年にリログループ(東証プライム上場)の会社になり、以来、米国  に進出される日本企業、駐在員、投資家のみなさまのニーズにお応えするため、住宅の斡旋、オフィス設営や不動産投資、コンサルティング等の不動産総合サービスを提供しています。www.reloredac.com




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