新しく生まれ変わるハーレム

マンハッタンの賃料は高止まりが予想されていましたが、実際は今年も右肩上がりを続けています。また高級物件が立ち並ぶエリアは、ヘルズキッチン、ハドソンバレー、ルーズベルトアイランド、ロングアイランドシティーと次々に広がってきていますが、今回は新たにエリア開発が進んでいるハーレムエリアの賃貸物件をご紹介します。

以前は東側は96th ストリートにあるCarnegie Hill PlaceOne Carnegie Hillという物件までが安心して住めるエリアというイメージでしたが、大手マネージメント会社のRelated社が2013年に102nd ストリートに1214 Fifth Aveという物件をオープンしてから早10年、近年では125th ストリート付近にも高級物件が増えてきました。

126th StreetにあるThe Smileという物件は有名な建築事務所、Big-Bjarke Ingels Groupの設計で、特徴的な曲線を描くビルディングはこのエリアに新しい風を吹き込みました。

内装はポップでジムやルーフトッププール、ゲームルームなどの共用施設も充実、何といってもヒマラヤのレンガを使ったリラクゼーションルームやサウナ、トルコバスのある「Smile Spa」が日々の疲れを癒してくれます。 




ハイブリッドワークが定着する中、ミッドタウンから少し離れたエリアにコーワーキングスペースを含む共用施設を充実させた高級物件を建設する動きを受け、Whole Foods Marketをはじめとする有名スーパーやレストランも続々とオープンしています。725日にはTrader Joe’sもオープンしました。

新しく生まれ変わるハーレムエリア、今後も目が離せません。


この記事の筆者


Relo Redac, Inc.(リダック)は企業・人・資産のリロケーションを目指し、1986年にNYで設立されました。2005年にリログループ(東証プライム上場)の会社になり、以来、米国  に進出される日本企業、駐在員、投資家のみなさまのニーズにお応えするため、住宅の斡旋、オフィス設営や不動産投資、コンサルティング等の不動産総合サービスを提供しています。www.reloredac.com



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