日系企業駐在員に人気のエリアに関しては2023年と比較すると2024年も横ばい傾向で、賃料は引き続きニューヨーク州やカリフォルニア州と同様に高い傾向が続いています。更新時もエリアによりますが、同等もしくは賃料の値上がりとなっている事が多いです。
都心部の賃料がここ数年上昇しているため、郊外や田舎への引越しを余儀なくされる方もいます。郊外の築浅、新築物件は都心部と比較すると部屋面積は広く、室内洗濯乾燥付き、在宅ワークの方も多いため共用部のワークスペースが充実していることが多いです。ボストン市の都心部から20マイル程北上したエリアも新築アパートメントの開発が進んでいますが、ある程度の質の賃貸物件は徐々に最低賃料が上昇傾向にあり、都心部と比較しても最低賃料はそこまで下がっていない状況です。
ハーバード大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)、GoogleやMetaなどのテック関連、アストラゼネカやモデルナ等の製薬関連、その他多くの日系企業があり元々人気のエリアではありましたが、特に今年は、Cambridge エリアは多くの製薬会社が新規オフィスを開設している為、Cambridgeの都市部の需要が高くなってきています。このエリアの春から夏にかけての繁忙期と閑散期の賃料の価格差は大きく、同じ物件の1ベッドルームでも$800~$1000程申込み時期により賃料に価格差が生じる為、赴任時期はとても重要となります。
繁忙期は物件の流動性が最も高い為、当地の独特の慣習とはなりますが赴任前からバーチャルにてご契約される方も少なくありません。限られた時間内で早期にお住まい探しと契約手続きをするために、申込みに必要なvisa の取得など事前に準備しておきましょう。
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