以前ご紹介したロサンゼルスのパロス・ベルデス南部で大規模の地滑りが発生しています。ロサンゼルスの各種メディアで報道されており既にご存知の方も多いと思いますが、今回は続報をお届けします。
地滑りについては、pvpready.gov というウェブサイトで現況が公開されており、2024年11月23日時点で以下となっています。
地図上の南、黄色ハイライトのエリア(RPV-E0160とE-0150)のPortuguese Bend 周辺が、現在 Evacuation Warning エリア(避難勧告地域)となっています。今年の9月1日正午から無期限で停電の措置が取られ、ガス、上下水道についても一部あるいは多くの部分で不通となっており、住民の方々は非常に深刻な状況にあります。FEMA (Federal Emergency Management Agency)が中心となって家を買い取るプログラムがあり、11月8日に申請が締め切られ80件超の申請がありました。これから冬場の雨季も控えており、引き続き憂慮される状況と見られています。1月のe-リスティングでもご紹介したガラスの協会Wayfair Chapelも避難勧告のエリアに入っており、建物自体にも危険な症状が出て現在は閉鎖されています。
次に上記Evacuation Warningエリアの北東側の青味がかったグレーのエリアはAdvisoryという区分で、特に大きなライフライン上の問題は起きてはいないものの、住民は市が指定したアプリを携帯電話にインストールし、情報収集に努め、緊急情報があればテキストメッセージが来る設定にすることを求められています。
他のエリアは Normal区分で、問題なしのエリアです。
但し、Normal 区分とはいえ、地図上の赤丸辺りのPeartree Laneの通り沿いは昨年7月に急激な地滑りが発生し、複数の住宅が損壊、倒壊しています。こちらはRolling Hills Park Villas というgated community 内でもあり、今後の状況が憂慮されます。
他のNormalのエリア、特に集合住宅が多く集まる駐在員ご家族に人気のRancho Palos Verdes中央部やRolling Hills Estatesは、学区や治安が良く、リゾート地のような洗練され落ち着いた街並みもあり、依然として人気は高く、賃貸物件の家賃は昨年とほぼ同水準を保っています。
また、近々Palos Verdesの北側に隣接する南トーランスにTokyo Centralの新店オープンが予定されており、利便性は更に良くなると言ってよいでしょう。
パロス・ベルデスで家探しをされる際は最新情報を確認し、安全な場所を選ぶようにしましょう。
参考情報:
Rancho Palos Verdes中央地域、及びRolling Hills Estates家賃中央値
3 bed タウンハウス 2024年1-10月 $4,350/月 (昨年 $4,200)
3 bed 一軒家 2024年1-10月 $5,350/月 (昨年 $5,500)
売買価格中央値
3 bed タウンハウス 2024年1-10月 $1.2M (昨年 $1.135M)
3 bed 一軒家 2024年1-10月 $1.752M (昨年 $1.698M)
(上記価格の情報元:CRMLS © CRMLS. All rights reserved. )
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